いずみ塾

「共通テスト、国語に限れば恐れるに足らず」【東進衛星予備校松本駅前校】

2021年2月27日 21:59 by kanri


テーマ:

こんにちは!東進衛星予備校松本駅前校の鈴木です。

 

今回も!

 

共通テストの解説をしていこうと思います。

 

教科は国語。

 

 

センター試験から共通テストに変わり、国語はどうなっていったのか?

 

今回はその前編として、「現代文」にフォーカスしてブログを書いていきます。

後編としての次回では「古典」を扱いますのでお楽しみに!

 

 

【※前回前々回では「英語」を解説しました!気になる方はスクロール!↓】




東進衛星予備校では授業のほかにも、勉強に関するアドバイスや情報をお届けしております。ご興味のある方は下記リンクからぜひお問い合わせください。現在無料で東進の授業×指導が受けられる新年度特別招待講習を実施中です!

お申込みはこちら:https://www.toshin.com/tokubetsu_shotai/

ちょっと覗いてみたい方:https://www.toshin.com/index.php

【3/1までのお申し込みで、最大4講座が無料で受講できる!今すぐ新年度招待講習へお申込み!】




「共通テスト、国語に限れば、恐れるに足らず。」

 

みなさん現代文は好きですか?

 

嫌いという方。今すぐテコ入れを。割と伸ばしづらいですよ。

 

好きという方。読書が好きな方でしょうか?素晴らしい。

 

 

 

聞き方を変えます。

 

 

 

「現代文の点数は、安定していますか?」

 

 

「ドキ――――――――!」

 

 

安定しませんよね~。現代文の点数。(笑)

 

ぐらっぐらです。8割とったかと思ったら、5割になったり。

 

小説のほうが得意だと思ったら、次の模試では逆になったり。

 

女心と秋の模試。

 

 

「いいときはいいし、悪いときは悪い。」
「問題による。」
「そもそも現代文ってセンスでしょ?」

 

 

 

めっちゃわかります。

 

だって、究極、試験の点数って問題によるし、調子の波もあるし、勘が当たればラッキーな時もある。

 

 

 

でも、高い点数で安定させたいですよね?

 

 

 

なので今回は、ないがしろにされがちな「現代文」を紐解いていきましょう。

 

 

もう一度タイトル回収。

 

「共通テスト、国語に限れば恐れるに足らず」です。

 

前回のブログでは、

「英語はセンターより共通テストのほうが難しい!」「コミュニケーション力がない人は共通テストは厳しい!」というお話でした。

 

英語は、明らかに難化しました。大変です。

 

では、国語は。

 

ご安心を。あんまり変わってません。ほぼセンターです。

 

詳しくは下の表をご覧いただければわかります。
20センター試験 共通テスト コメント
試験時間 80分 80分 変化なし
大問数 4 4 変化なし
ページ数 44 43 ほぼ変化なし
マーク数 35 38 ほぼ変化なし
複数の文章を比較する 0 4
内容をのノートにまとめる 0 1
実用文書の出題 0 0 出題なし
平均点 119.3 117.5 ほぼ変化なし
 

 

 

ざっくりいうと、「めちゃくちゃ変わるって言ってたのに、あれ、それだけ?」

という感じでした。肩透かし食らった感じ。

 

 

では、パパっと深堀していきましょう。
一応変更点はいくつかあります。

 

こんな感じです。大問ごとに言うと、

【第一問】

①ベーシックな評論文が出ました。

②図表、イラスト、ポスターは出ませんでした。

③大きな変化はなし。

④ほんの少しの、複数テクスト。設問の中でちょこっとそれぞれ独立していた。

 

【第二問】
①小説への批評を見て答える。

②「一つの作品に対して複眼的にみる」問題。★重要!

 

これらが大きな変更点です。

特に第二問の小説への批評は新傾向でしょう。

 

しかし、その変更点もメイン扱いはされず、あくまでサブ。

 

 

ほぼ、センターです。

 

 

 

「・・・・・・・。」

「共通テストはあんまり変わっていないのは、わかった」

 

 

「けど、俺の現代文は不安定なままだよ!」

「センターだっていいときはいいんだよ!」

 

 

 

分かりました。ここからが本題です。

 

 

ここまでの情報は、「現代文はセンターからあんまり変わってない!」

 

 

 

これだけ。

 

 

 

ではここからは、「少しでも現代文を安定させる方法」をお伝えします。

 

なるべく、皆さんの大嫌いな現代文のように、堅苦しくなく、抽象的ではなく、具体化して、わかりやすくお伝えします。

 

 

【現代文における基本姿勢】

まずはフォームです。フォームを間違ったトレーニングではケガをします。勉強も一緒。

 

英語で数学を学んだら時間がかかるのと同じ。

 

 

現代文の点数が安定しないあなた。

 

 

耳の痛い話をします。

 

 

「なんとなく」解いてませんか?

 

 

解いてますよね。

 

 

ここで手放してください。

 

 

あなたのその、フィーリング。

 

 

フィーリングをすべて捨て、すべての言葉に「なぜ」への答えを見る。
これが基本フォームです。

 

もっとわかりやすく言います。

 

現代文では、「読者」ではなく「分析者」になってください。

「読者ではなく、分析者であれ。」

 

どういうことか?

 

例えば。

仲良し男女4人組の物語があったとします。

 

4人はいつも一緒。仲良し。男女の友情。韓流ドラマみたいな感じです。

 

この4人はボーリングに行き、ノリフミとミホはストライクを出し、いつものようにハイタッチで盛り上がっています。

 

それを見たジュンイチはふてくされ、わざとガーターを出し、さらにそれを見たアツコはちょっと悲しく。

ジュンイチが「くだらねえ。帰ろうぜ」と言い出す。

 

 

こんなトレンディなシーンがあったとします。

 

 

 

ここで、読者ならどう読むのか。

「ノリフミは鈍感すぎるんだよ~」
「ジュンイチ、アツコのこと気づいてあげて…!」
「やっぱミホはジュンイチなのか?」

 

非常に楽しい読み方です。

自分の感情や考えを入れまくって、読む。楽しいです。読者は。

 

映画等もこう見ますよね。

「このシーンよかった~」

「自分がこのときの登場人物だったら…」

 

 

心を鬼にして、言います。

そんなフィーリングを、捨てろ。

「読者ではなく、分析者であれ。」

 

分析者なら、こう読みます。

 

「ノリフミとミホがハイタッチしたのは、彼らに恋愛感情はないから。」

「ジュンイチがわざとガーターを出したことから、ジュンイチにとって不都合なことが起きていると考えられる」

「アツコの悲しみは、ノリフミに向けられるものか、ジュンイチに向けられるかは、今の段階ではわからないな」

 

こうなります。こんな人と一緒に映画を見るのは地獄ですね。

友達も減ると思います(笑)

 

 

しかし現代文ではこちら正解です。

 

 

なぜなら筆者には「言いたいこと」があり、

それを「正しく読めているか聞いてくる」のが出題者だからです。

この出題者がいるため、我々は分析者になる必要があります。

 

「なぜ」の答えを導ける読み方が求められます。

 

 

評論・物語に分けて考えましょう。

 



★超重要!★

【評論文】
作者には「言いたいこと」がある。そして、それはシンプル。(だらだら話していたら伝わらないから)それの言い換え、逆説を見つける。

 

例:言いたいこと→「物事を複雑化すると、ごまかせる」【最重要】
         「まずいカレーは作れない」【言い換え】
         「ルーを入れれば何でもカレー」【言い換え】
         「まずい寿司は作れる」【逆説】

 

こんな形になります。

 

【物語文】
★決して自分で解釈しない
→心情は理解できない!
 どこに心情が表れているのか。思いを言っているのはどこなのか。
 人物の「思い」「したい」「しよう」「セリフ」をよく分析する。
 
 誰の、誰/何に対する、何を原因とする感情か、整理する。




 

全体的には、

何を問われているのか、を知るためには本文だけではなく問題文も分析する必要があります。

 

 

ここで皆さんに疑問が出てくるかと思います。

 

 

「なぜ分析者にならないといけないの?」

「自分の考えを入れるって、悪いことなの?」

 

これは「大学生の勉強」について知る必要があります。

 

大学生は、「生徒」ではなく「学生」になります。

学ぶことが仕事です。学問を学びます。

 

学問を学ぶための第一ステップは、「先行研究を理解する」事です。

先行研究とは、自分の研究分野の先人たちの研究のことです。

 

先行研究を理解して、何本も文献を読み漁り、やっと自分の研究を始める。

 

これが学問です。

 

ですので、「大学生になる前」の皆さんに求められるスキルは、

 

「ちゃんと文献理解できるの?」

 

というスキルになります。

 

 

 

まとめに入りましょう。

分析者とは→論理的に構造・形式を分解する
      :段落がどの関係性になっているのか
      :文章全体から構成を把握
       「作者の気持ち」ではなく、設問者の意図を読み解く。

読者とは →意味内容に振り回されて、面白いなあと感じて、自分の考えを入れていく。楽しい読み方。

 

 

このようになります。

なので皆さんは、分析者として、自分の研究の先行研究を読むように、現代文に当たりましょう。

 

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。次回では「古典」について解説していきますので、ぜひお楽しみに!

東進衛星予備校 松本駅前校