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長野県高校入試解答【速報】


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国語

出題形式と配点

大問 出題内容 漢字/語句【配点】 記号【配点】 記述【配点】 合計【配点】
論説文 2問 【8点】 2問 【7点】 3問 【17点】 7問 【32点】
表現 0問 【0点】 3問 【8点】 2問 【6点】 5問 【14点】
漢字 1問 【6点】 0問 【0点】 0問 【0点】 1問 【6点】
古典 0問 【0点】 3問 【7点】 3問 【15点】 6問 【22点】
小説文 1問 【4点】 3問 【9点】 3問 【13点】 6問 【26点】
合計 4問 【18点】 11問 【31点】 11問 【51点】 26問 【100点】

問題の傾向と内容

大問数は例年通りの5問となっています。配点に関しては、大問1と大問4の配点が少なくなり、大問2と大問4は増えました。また、全体では記号問題の配点が増え、記述問題が低くなっています。出題順が昨年と変わり、大問3に漢字の選択問題、大問4に古典が出題されました。この形式は一昨年までと同じ傾向です。


【大問1】論説文

昨年と同じように、文章Ⅰと文章Ⅱの2つから成っており、内容は、読書をすることについてでした。空欄補充の抜き出しが多く、空欄の前後を確認しながら本文から抜き出すことに慣れておく必要があります。さらに、2つの文章を読み比べた上で、共通する論の展開の工夫と効果を考える問題も出題されました。また、本文の問題提起について自分の考えと理由を述べる100字程度の文章を書く問題も例年通り出題されました。問題の傾向として、過去の長野県入試の問題に類似した出題方法が多く、論説文の文章の構成を意識しながら過去5年間分の過去問演習を繰り返し行うことで問題への対応力を高めることができます。


【大問2】表現

新入生の生徒会説明会での説明、質疑応答とその資料が題材となりました。字数指定なしで説明者へ向けた質問を自分で考えて書く問題が出題されました。また、説明の特徴を答える問題では、文章の全体をふまえて考える力が必要とされています。問題の難易度は例年通りです。


【大問3】漢字

記号で選択する問題です。同音異字、同訓異字、間違いやすい四字熟語について普段から力を入れて学習しておきましょう。


【大問4】古典

江戸時代の仮名草子からの出題となりました。とんち話となっており、話のオチを理解できているかが鍵になります。とんちを理解するための、メモを読み落とさないようにすることが肝心です。また、今年も漢文の出題はありませんでした。例年通り、現代仮名遣いと動作主の把握が出題されています。問題の傾向としては、慎重に問題文を読み、理解することで高得点が見込めます。


【大問5】小説文

投票で選ばれるポスターの絵として自分の好きなくもり空の絵を描いた主人公が、先生から、「投票では選ばれないと思う。」と指摘される場面から始まる物語でした。文章全体を通しての表現上の特徴を問う問題や、表現と登場人物の心情を関連させて50~70字程度の記述をさせる問題が出題されました。昨年は指定された表現から登場人物の心情を述べるものでしたが、今年は自分で傍線部の中から表現を見つけ、さらにそこから分かる登場人物の心情を述べるようになっています。記述量や条件が増えることで難化しています。普段から、本文や設問の内容を正しく読み取り、聞かれていることを漏れなく答えることができているかよくチェックして勉強をしておくことが大切です。


数学


出題形式と配点

大問 出題内容 基本【配点】 応用【配点】 合計【配点】
基本計算、作図 12問 【36点】 0問 【0点】 12問 【36点】
資料の活用、空間図形、方程式(規則性) 0問 【0点】 7問 【20点】 7問 【20点】
一次関数 0問 【0点】 8問 【21点】 8問 【21点】
平面図形 0問 【0点】 8問 【23点】 8問 【23点】
合計 12問 【36点】 23問 【64点】 35問 100点

問題の傾向と内容

難易度は昨年度同様で、問題数は3問増えました。また、近年の出題傾向である思考力や表現力を問う記述式問題が3問(相似の証明は除く)と多くはなく、基礎や知識の定着を図る問題が多く出題されておりました。
昨年から続く易化傾向に変化はありませんでした。問1の基本計算や大問毎の確実に正解できる問題を見極めていければ、50点を超える得点が取れる問題構成となっています。ただし、問4は昨年よりも使う知識が増えており内容は難化しましたので、昨年よりも全体として平均点は低くなっているのではないでしょうか。
過去に他県で出題された問題に似たものが見られます。全国の過去問対策をされていている方にとっては、初見感はなかったのではないでしょうか。


【大問1】基本計算、作図

計算問題中心に出題されました。
中学全学年からの出題でしたが、昨年に比べて今までの出題されなかった問題(標本調査や三平方の定理の逆など)は出題されませんでした。思考力を問う問題として、展開公式を利用した問題が出題されましたが、教科書や学校配布のテキストから同様の問題が出題されていたため、パターンを知っている方はスムーズに解けたのではないでしょうか。


【大問2】資料の活用、空間図形、方程式(規則性)

昨年同様、3問テーマごとに出題されました。1問は資料の整理(昨年同様)1問は空間図形(昨年は平面図形)
そして規則性・方程式(昨年度は二次関数)でいずれも文章や図から読み取る力が必要となりました。
資料の整理は長野県では頻出となっています。ここで記述問題が出題される傾向にありますので、記述で正答に導くための書き方を身に着ける必要があります。空間図形では愛知県2014年度で出題された問題と似ており、触れたことがある生徒さんもいたのではないでしょうか。記述式が3問あるうち、2問がここからの出題となったため、問2からは表現力や思考力を問う問題が今後も出題される傾向にありそうです。


【大問3】一次関数

例年通り、関数からの出題となりました。また二次関数は扱わなくなり、一次関数のみに関する出題となりました。
Ⅰでは、リボンの長さと値段についてA社とB社で比較し、長さがいくつであれば安く購入ができるかを調べる問題でした。ここではグラフが読めれば計算をせずに正答にたどり着くことができます。計算をせずに図だけで解く問題については昨年と同様の傾向でした。ⅡではⅠを踏まえて販売計画を立てるならどのような価格設定をするかを問う内容となっており、近年問われている表現力・思考力を試す内容であったと思います。全国的な傾向よりかは難易度が高くないため、問題文や条件がしっかり読み取れていれば、そこまで計算量が多くない問題設定でした。今後も問題文や条件がしっかり読まされる傾向は続いていくものと思われます。


【大問4】平面図形

例年通り、平面図形に関する出題となりました。
昨年に比べて難化しました。その要因としては円を2つ使った円周角の定理に相似が混ざり、解き進める中では三平方の定理が必要になってくるため、平面図形に関する知識を総動員して使っていく必要があります。
長野県の問4後半部分では例年難易度が高い問題が出題されており、多くの受験生がここで時間を費やすことになりがちですが、全体の傾向としては解きやすい問題が増えているため、難易度の高い問題に時間費やすのではなく、取れる問題を確実に取ることが受験を制する鍵になるのではないでしょうか。特に数学は難易度に関わらず、1問3点という問題が非常に多い教科です。簡単な問題こそ見直しをかけて確実に得点できるようにしましょう。


英語


出題形式と配点

大問 出題内容 記号【配点】 記述【配点】 合計【配点】
リスニング 9問 【20点】 0問 【0点】 10問 【20点】
小問・英作文 6問 【14点】 4問 【16点】 10問 【30点】
Eメール(記事) 4問 【11点】 3問 【12点】 7問 【23点】
長文読解 9問 【23点】 2問 【4点】 11問 【27点】
合計 28問 【68点】 9問 【32点】 38問 100点

問題の傾向と内容

昨年と同様4つの大問で構成されていました。各大問別にみると、【問1】リスニング、【問2】小問・英作文、【問3】Eメール(記事)、【問4】長文読解という形式で、リスニングを含め記号で答える問題が68点分、記述が32点分でした。昨年と比べると記号問題の配点が若干高いものの、その多くは昨年同様文章の内容理解を求めるものです。そのため文章を段落ごと正しく読み取る必要があります。また文章全体を理解するため、国語同様に読解力が必要になります。単語・文法知識は教科書レベルのものを身に着けていれば十分ですが、長文を読む練習を早めに始める必要があります。


【大問1】リスニング

絵や図表を見て答える問題、対話を聞いて質問に答える問題、約200語の英文を聞いてから質問に答える問題という構成は例年通りです。しかし、絵を見て答える問題の難易度が若干上がっています。(1)のNo.2では「女子生徒が何をしているところか、またこのあと何をするつもりか」の2点を正確に聞き取る必要があります。単語だけ聞き取るのではなく、文の流れを理解しないと難しいでしょう。(2)も(3)もより実践的な英語を意識させる問題となっています。リスニング対策も必須です。


【大問2】小問・英作文

Ⅰ(1)は単語を記号で答える問題に変わり、答えやすくなりました。ただ(2)の(a)は字数指定も日本語もないので、難しく感じる生徒が多いかもしれません。基本的な文法内容(一般動詞の疑問、受け身)なので、慌てずに答えられるようにしましょう。
 Ⅱ(1)では英文を読んで指示に従って答える英作文が出題されました。自分で理由を考える場合、複雑に考えてしまいがちですが、なるべく簡単な英文を書くようにしましょう。また(2)では昨年同様、英文を読んで、2つの質問に対して自分の考えを10語以上で英作する問題が出題されました。内容は「好きな場所、そこで何をしたいか」というテーマでした。難しい表現を使わなくても答えられる問題ですので、普段から英作文の練習をして慣れていきましょう


【大問3】Eメール(記事)

今年は2つのEメールとそれに添付された記事の内容に関する問題が出題されました。それぞれの記事に対して2問ずつ、全体で3問の計7問出題されました。出題内容はEメールや記事の内容について正否を問う問題、本文の内容をまとめた会話文を読んで、適切な語を抜き出す問題、10語以上を用いて、自身の考えを英作する問題が出ました。本文の内容はオックスフォード大学とケンブリッジ大学の対抗ボートレースに関することで、単語量は多くありませんが、日本で広く流布しているスポーツではなく、注釈も多いため、情報を速く正確に読み取る必要があります。全体の内容を正確に早く読み取る力が不可欠です。まずは文量の少ない対話文を読むことから慣れることをお勧めします。


【大問4】長文読解

世界で初めて全身麻酔の手術を成功させた華岡青洲を紹介するスピーチ文が出題されました。昨年と同様に本文の内容に関する問題、段落ごとの要約を選択する問題が出題されました。英語ではめずらしく、選択肢の中からすべて選ぶ問題も出題されています。これは内容をしっかりと理解しないと解けない問題です。注釈だけでなく、本文の量も多いため、時間が足りなくならないように意識しなければいけません。単語だけ理解して読むのではなく、本文の内容をしっかりと理解しないと解けない問題が年々増えています。本文を読む前に設問と注釈に目を通しておけば効率よく解けますので、長文読解を解くときは工夫して問題に取り組みましょう。


理科


出題形式と配点

大問 出題内容 記号選択【配点】 語句・記述【配点】 数字・計算【配点】 作図【配点】 合計【配点】
生物 6問 【12点】 5問 【13点】         11問 【25点】
化学 4問 【10点】 6問 【15点】         10問 【25点】
地学 3問 【8点】 5問 【12点】 2問 【5点】     10問 【25点】
物理 3問 【5点】 3問 【8点】 5問 【12点】     11問 【25点】
合計 16問 【35点】 19問 【48点】 4問 【17点】 0問 【0点】 42問 100点

問題の傾向と内容

昨年度とおなじく、生物・化学・地学・物理の各分野から均等に出題されました。
今まで異なる点としては、生物化学に計算を扱う問題がなくなった代わりに、地学・物理に計算問題が偏って出題。また昨年度2問作図が出てきましたが、本年は作図を問うもの一切なくなりました。
また長野県で例年問われやすい問題(イオン・天体)本年も出題されましたが、例年見ない問題(生物:進化、物理:大気圧)も出てきました。
問題の難易度でいえば昨年度と同様程度ですが、いくつか新傾向の問いがありました。今までの傾向では長い文章から読み取って問題を答えるものに対して、基礎知識の定着を図る半面、身近な現象を題材に「なぜそういったことが起こるか」を考えさせ答えに導く問題が多く見られました。今後長野県入試で扱われることになりそうです。

 


【大問1】生物分野

Ⅰでは植物(1年範囲のみ)Ⅱでは進化(2年範囲のみ)であり、学年を横断するような形はでなかった。そのため問題について扱う文章量は少なく、比較的解きやすい問題設定であった。
ただし「アミノ酸が結合してできた物質を何というか」という問題に見られるように、たんぱく質が何でできているかをしっかり覚えていないと問題が解けないものが出題された。語句の暗記はもちろんだが、しっかりと覚えた内容について深く理解できているかを問う問題が今後も出題されるだろう。


【大問2】化学分野

Ⅰはイオン(中3範囲のみ)ついて、Ⅱは気体の状態(中1範囲のみ)について。Ⅰでは問題の設定自体は電池について出題。学校から配布されるような問題集がきちんとできていれば、難なく解けるレベルでした。ただし、アルミニウムイオンについて問われるあたりで、不意を付かれた生徒さんがいたのではないでしょうか。
Ⅱで温室効果ガスである二酸化炭素の性質について問われた問題であるが、1年生でならった知識と一般常識(空気中の二酸化炭素の量が増えると地球温暖化が進む)があれば全問正解は容易にできる内容ではないだろうか。大幅に易化したように思える。


【大問3】地学分野

Ⅰ長野県は天体(中3範囲)が頻出であり、内容も難しい傾向にありました。今回は、緯度が高い位置での太陽の見た目動き方について問われました。問題自体の難易度は低いものの、北極圏や南極圏での太陽の動き方について問うテキストはそこまで多くはないため、パターンを掴んでいたかがカギになります。Ⅱでは空気中の飽和水蒸気量に関する問題(中2範囲)でした。身近にある現象を題材にした問題でイメージしやすい問題だったかと思います。空気を暖める/冷たくすると湿度がどのように変化するかを知識としておさえていないと、得点できない仕組みになっていました。


【大問4】物理分野

Ⅰについては長野県ではなかなか見ない大気圧に関する問題が出題されました。身近にある現象を題材にしており、イメージはつきやすい問題ではありましたが、過去に出てこないパターンだったので慌てた生徒もいたのではないでしょうか。Ⅱ家庭用電源について問われた内容でした。電気製品と一日で使った時間が表になっており、そこから消費電力を勘案して「ブレーカーが落ちる」や「電気製品を買い換えるなら、一番省エネなものはどれか」など考えさせる問いでした。難易度自体は低かったのですが、新しい形の問題傾向でした。


社会


出題形式と配点

大問 出題内容 語句記述【配点】 選択・数字【配点】 論述【配点】 合計【配点】
歴史総合問題 4問 【12点】 7問 【18点】 1問 【3点】 12問 【33点】
地理総合問題 3問 【4点】 8問 【15点】 5問 【15点】 16問 【34点】
公民総合問題 5問 【10点】 6問 【12点】 3問 【11点】 14問 【33点】
合計 12問 【26点】 21問 【45点】 9問 【29点】 32問 100点

問題の傾向と内容

今年は順番の変更と、大問数減少という大きな変化がありました。また、それぞれの分野を飛び越えて問題が出題される傾向も出てきています。(問2-I-(5)-② 問2-Ⅱ-(3)-②-ⅱ)正答率の低いといわれる並べ替え問題は1問だけですが、それ以上に、資料を冷静に読み取り、正確に文章を起こす力と、問題に合わせて覚えた知識を使って答えを導いていく力が求められていると思います。ですので、問題を解いた生徒さんは『聞かれていることは難しくないが、問われる形式が異なるため、戸惑いやすい』と感じると思います。
語句知識を覚え、選択問題をこなし、論述問題で文章力を磨く、という社会の勉強法が変わったわけではありませんが、公民後半の論述問題などは、皆さん自身の考えが問われます。それに対する解法は、身近な社会問題に注意関心を払い、どのような意見や主張があるのか、自分はそれに対してどう思うのか?どう行動すればよいのか?を常々意識し、考えのストックを貯めておくことです。これからの社会は、皆さんの身の周りの問題をどのように解決すればよいのか?という、より実用的、具体的な解を答えさせる傾向がこれからも続くため、身近な社会問題に目を向けることが肝心です。


【大問1】歴史総合問題

昨年と異なり問1に歴史問題。テーマに基づき、古代から現代までを通して知識を問う
今年は歴史が問1で出題されました。昨年、配点数が減った語句記述問題の数は今年は増加し、配点も増えました。選択・数字問題の配点は昨年とほぼ変更はありません。複数選択問題は昨年と同様2題出されています。選択問題の配点が増加した分、論述問題の数が3問から1問、配点が10点から3点に減少しました。並べ替え問題もありません。記述問題は問1の(4)③の1問のみです。このことから、歴史については昨年と難易度はそれほど変化はないと判断されます。記述問題も資料から判断できる内容のため、もし、記述問題で得点を狙う場合、資料を正確に読み取り、文章に起こす、という訓練が必要になってくると考えられます。


【大問2】地理総合問題

昨年と異なり問2に地理問題。日本地理(中国四国地方)、世界地理(地球儀、地形図)から出題 
今年は地理が問2で出題されました。昨年同様、山地を答えさせる問題が出ています。(選択ではなく、語句記述問題として)山地や地形については、出されやすいポイントと判断できるかもしれません。昨年の地理と大きく異なる点として、記述問題の量が増えていることが挙げられます。そして、今年度の地理では、問2Ⅱ(3)のような、写真を見た上で地形図と絡めて考えて記述させる問題など、把握している知識をもとに問題に当てはめて答えさせる問題が出題されています。また、地理ではあるものの、公民分野の知識を問うものや、歴史の並べ替え問題が出されています。これらのことから、答えの中身自体は難しくなっていないのですが、問題の聞かれ方が昨年と大きく異なるため、戸惑う生徒さんもいたかもしれません。


【大問3】公民総合問題

高度経済成長から始まり、高齢化問題を扱った問題
昨年は、問3と問4という形で分けられていた問題が、今年は問3に集約されて出題されました。公民と論述問題の特徴は、資料やノートに具体的な詳細が記載されており、一見すると複雑に見えてしまうことです。詳細な例に惑わされることなく、落ち着いて問題にあたることが重要です。最後の論述については、昨年同様、複数の資料が提示され、その中から自由選択の上、問題点と解決策を答えさせる問題形式となっています。今年は昨年に比べ、資料数や、記述量が減少しており、扱われている問題も身近なもののため、記述しやすい問題になったと言えます。



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