2026年版 高校入試情報(長野県)

前期選抜 学力検査問題の特徴

①検査について 検査Ⅰ・検査Ⅱと分かれており、検査Ⅰでは国語・社会・英語の内容を、検査Ⅱでは数学・理科の内容を出題。
②出題範囲 出題の範囲は、中学1年から中学3年時12月までの学習範囲。
③配点 検査Ⅰでは120点満点、検査Ⅱでは80点満点で、計200点満点。各教科40点の配点となっている。
④出題形式 すべて「選択式」で、4択から1つ解答を選ぶ。
⑤検査時間 検査Ⅰでは45分、検査Ⅱでは30分。※1教科あたり目安15分となっている。
⑥難易度 各教科の基礎的・基本的な内容を出題。また選択式であるため、難易度については学校で受けるテストよりは容易。正答率が高い問題設定である。

前期選抜学力検査 検査Ⅰ(国・社・英)

問題の傾向と内容

昨年度から傾向に変化はありませんでした。全問選択式かつ標準的な難易度ながら、誤答を誘う選択肢が混在していたため、苦戦した受験生もいるのではないでしょうか。それでもすべて基礎問題のため、日頃から問題演習を繰り返していれば、十分に対応できる内容でした。

国語

漢字 文法・表現 本文読解 合計
3問 4問 3問 10問
  • 昨年度からジャンルに大きな変更点はありませんでした。
  • 漢字の書き取り、熟語に関する漢字問題が3問、活用の種類や品詞を問う文法問題が2問、表現技法や分類化を問う表現問題が2問で、知識問題が合計7問出題されました。
  • 分類化では「具体と抽象」が出題され、語句の知識が問われるため少々難しく感じたかもしれません。しかし昨年度の後期入試でも出題されているため、後期入試に向けた対策を行っていれば解ける内容でした。
  • 読解問題は宮永健太郎『持続可能な発展の話-「みんなのもの」の経済学』より出題されました。本文は500字程度と思われます。本文の要約や指示語の内容を問うものですが、学校のワークと同程度の難易度です。

社会

歴史 地理 公民 合計
4問 3問 3問 10問
  • 昨年度からジャンルに大きな変更点はありませんでした。
  • 歴史はどの時代からもまんべんなく出題されていますが、どれも基本問題です。ただ【日米修好通商条約と日米和親条約】や【バスコ・ダ・ガマとマゼラン】のように同年代の似た条約名や人物が選択肢の中にあるため、歴史に苦手意識がある層には、判断が難しく感じられたかもしれません。
  • 地理は世界地理と日本の地域的特色(人口)から出題されました。海洋名を選択する問題、インドに関する正誤判定や、人口ピラミッドの移り変わりを選ぶ問題など、比較的解きやすい内容でした。公民でも基本的な問題が出題されていますが、法の支配を表した図を選ぶ問題は少々難しかったかもしれません。
  • 公民は3年1学期後半から3学期にかけて学習する単元のため、地理・歴史に比べて演習量が不足しがちです。学校のワークをやりこみ、試験に備えましょう。

英語

読解(イラスト含む) 文法 会話補充 合計
5問 3問 2問 10問
  • 昨年度からジャンルに大きな変更点はありませんでした。
  • 英語の一文から正しいイラストを選ぶ英文内容一致問題は中学1年生の単語がわかれば解ける内容で、文法問題は中学3年生1学期までの内容から出題されています。
  • 会話補充問題は教科書に掲載されている表現で、読解問題も単語さえ理解できていれば容易に正答できる内容でした。すべて基本的な内容をカバーできれば解ける問題で構成されており、前期試験では対策がしやすい教科といえます。

前期選抜学力検査 検査Ⅱ(数・理)

問題の傾向と内容

昨年度から傾向・難易度に変化はありませんでした。基本・基礎となる内容がまんべんなく出題されていました。後期選抜を見据えて問題演習をしておけば、自然と前期選抜に対応できる学力が身についていきます。ただし中3までの範囲は膨大であるため、早めに手をつけていくことが重要です。

数学

式と計算 方程式 関数 図形 統計 合計
2問 1問 2問 3問 2問 10問
  • 昨年から各ジャンルからの出題数に変化はありませんでした。
  • 式と計算では単項式同士の計算が出題。方程式では、二次方程式が出題。因数分解することで正答にたどり着きますが、選択肢の中に正解が含まれるため、それぞれ代入しても解を探すことができました。
  • 関数は、一次関数からは一次関数の性質について。また二次関数では変域に関する問題が出題されていました。
  • 図形は、解くために円周角の定理、錐体や柱体の体積の公式、合同条件を覚えておく必要があったため、若干ほかの問題よりは難易度は高かったのではないでしょうか。
  • 統計分野では、確率と四分位数に関する問題が出題されました。難易度はかなり低いため、基礎・基本を理解していることが重要となります。

理科

生物 化学 地学 物理 合計
2問 3問 2問 3問 10問
  • 生物分野では、単細胞生物・人間のからだより刺激と反応が出題。化学分野では、実験器具(メスシリンダー)の使い方・状態変化による体積の変化・塩酸の電気分解に関する問題が出題。特に電気分解に関する問題は、後期受験生でも忘れてしまう内容ですので、解答に迷った生徒が多くいたのではないでしょうか。
  • 化学分野からは生物・地学分野よりも1問多いのが特徴的です。地学分野では示相化石と天気図記号が出題されました。
  • 物理分野では、弾性力、放射線、仕事に関する問題が出題。仕事に関する問題では計算が必要となり、力の単位であるニュートンへの換算や仕事率を求める必要があり、理科の中では難易度が高い問題でありました。

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