2026年版 高校入試情報(山梨県)

山梨県高校入試平均点推移

平均点推移グラフ(5科目総合平均点)

※令和8年(2026)度の平均点はまだ公表されていません

平均点推移グラフ(科目別平均点)

※令和8年(2026)度の平均点はまだ公表されていません

平均点推移(点数表)

※令和8年(2026)度の平均点はまだ公表されていません

2026年山梨県高校入試、いずみ塾が導き出す答え!

国語

出題形式と配点
大問 出題内容 漢字/語句【配点】 文法【配点】 選択【配点】 記述【配点】 合計【配点】
1 漢字・書写 10問 【20点】 0問 【0点】 1問 【2点】 0問 【0点】 11問 【22点】
2 話し合い 0問 【0点】 0問 【0点】 2問 【6点】 1問 【4点】 3問 【10点】
3 説明文 0問 【0点】 0問 【0点】 3問 【8点】 4問 【10点】 7問 【18点】
4 古典 0問 【0点】 2問 【4点】 0問 【0点】 4問 【12点】 6問 【16点】
5 小説 0問 【0点】 0問 【0点】 3問 【8点】 4問 【26点】 7問 【34点】
合計   10問 【20点】 2問 【4点】 9問 【24点】 13問 【52点】 34問 【100点】
問題の傾向と内容

大問数は例年通りの5問となっています。全体の問題数は34問で、そのうち記述問題は13問(作文含む)でした。記述問題の重要性が際立つ試験となりました。文字数に関わらず、様々な記述問題に積極的に取り組んで力をつけ、数をこなすことで様々なパターンの問題に慣れておくことが大切です。全体の配点としては昨年から大きな変更はありませんでした。
作文の条件は「考えの変化を具体的に書くこと・文字数は240文字以内」となっており、例年のような具体的な体験を書くことから、具体的な考えの変化を書くことが求められました。日頃から本番と同じ条件で練習しておくとよいでしょう。「作文を書く⇒添削をしてもらう⇒書き直す」のサイクルを何周も繰り返すと効果的です。

【大問1】 漢字・書写

例年同様、読み・書きからそれぞれ5問ずつ出題されました。普段からわからない漢字は調べ、読み・書きともにできるようにしておきましょう。また、下書きから清書へ書き直した意図を問う問題も出題されましたが、解答には文法知識が必要となりました。

【大問2】 資料とスピーチ

大問2では、話し合いの一部を読んで問題に答える形式の問題が出題されました。発言の役割を問う問題や、自身が話し合いのまとめ役になったつもりで、文脈からどう発言するのが良いかを問う問題が出題されました。話し合いの中での発言の役割を正しく理解し、転換点や流れを正確に読み取る力が必要となりました。

【大問3】 説明文

数学をする際の脳の活動についての説明文が出題されました。接続語を問う問題、本文中の一節を説明した文の穴埋め問題、文中で説明されたことの理由を問う記述問題、文の展開について問う問題など、様々なパターンの出題となりました。国語でありながら数学に関わる内容の文章で、なじみのない言葉が多く、読みにくさを感じたと思います。専門用語が多い中で文の意図をしっかりと読み取り、わかりやすくアウトプットする力が必要となりました。専門知識が求められているわけではありませんが理解に時間がかかってしまうため、日頃からこういった種類の説明文に取り組み、慣れておく必要があります。

【大問4】 古典

松尾芭蕉「おくのほそ道」からの出題でした。現代仮名遣いに直す問題、返り点をつける問題、本文内容について説明させる問題などが出題されました。書き下し文や返り点の問題は標準的な難易度でしたので、基本的な知識をしっかりとつけておく必要がありました。現代では使われていない言葉や意味が異なる言葉、主語の省略など、古典特有の難しさに慣れるために数をこなし、知識を増やしておきましょう。

【大問5】 小説

小説の一節、中学生の沙月がウミガメの孵化を見守りながら、将来について考えるシーンからの出題でした。文章中の表現から登場人物の様子や心情を答える問題、登場人物がどのような人物かを考える問題、描かれた情景の効果を問う問題など、様々な種類の問題が出題されました。文章中で登場人物たちに動きはほとんどなく、発言やちょっとした仕草から気持ちや様子を読み取る必要がありました。文章量も多く、最後にこの文量が来ることで大変だったと思いますが、最後まで丁寧に読み込むことができたかどうかが鍵となりました。特に景色の描写から心情を読み取るには、多くの経験が必要になるため、日頃の学習の成果が試されたと思います。
作文は例年と同じく240字以内で、自分の体験を通じて考えが変わった出来事を書くというものでした。考えの変化を具体的にという条件が出されており、AからBに変わったとはっきり記載する必要があります。日頃起こりうる身近なテーマだと思いますので、ささいなことでも具体的な経験が思い浮かべば、比較的書きやすいテーマだったように思います。作文を書く際に提示される条件は必ず守りましょう。守れていないと減点や不正解になってしまいますので注意してください。

数学

出題形式と配点
大問 出題内容 基本【配点】 標準【配点】 応用【配点】 合計【配点】
1 計算問題 5問 【15点】 0問 【0点】 0問 【0点】 5問 【15点】
2 小問集合【文字式、求角、作図、反比例、確率】 5問 【16点】 0問 【0点】 0問 【0点】 5問 【16点】
3 確率、文字式の利用(連立方程式) 2問 【6点】 1問 【5点】 1問 【5点】 4問 【16点】
4 1次関数の利用 4問 【12点】 1問 【5点】 0問 【0点】 5問 【17点】
5 2乗に比例する関数、相似な図形 2問 【6点】 1問 【6点】 2問 【8点】 5問 【20点】
6 平面図形(空間図形)、三平方の定理 1問 【4点】 2問 【8点】 1問 【4点】 4問 【16点】
合計   19問 【59点】 5問 【24点】 4問 【17点】 28問 【100点】
問題の傾向と内容

総問題数は昨年度と同じでした。難易度は昨年より若干易化しています。また例年と同じく、図形の証明問題以外でもことばで説明を求められる記述式問題が2問出題され、根拠を示しながら、分かりやすく数学的に説明ができるよう学習を積んできたかが問われる内容となっています。大問3、大問4では文章量が多く、「何を聞かれているのか」「何を求めなければならないのか」を見抜く力が求められました。
その半面、1問1問の計算量はそれほど多くないため、実際に手が動き始めれば解答まではそれほど時間がかからない問題が多かったようです。今年度は大問5が分割され、2乗に比例する関数と相似な図形の問題のどちらも大問5に収めてきたことも特徴的です。

【大問1】計算問題

例年通り、基本的な計算問題が出題されました。複雑な計算はありませんので全問確実に正解しておきたいところです。問題数は昨年度と同様で、一昨年度からは1問減少しました。今後は計算問題が5問出題される流れになると思われます。

【大問2】小問集合【方程式、求角、作図、反比例、資料の整理】

例年通り、小問集合の問題となりました。いずれも基本的な内容での構成であり、大問1同様、全問正解しておきたい問題です。大問1と大問2で31点の配点となっているため、ここまでの失点は避けたいところです。配点についても昨年度と同様、作図のみ他の問題と比べて1点高くなっています。今回の作図問題は角の二等分線を作図させる問題となっています。大問1と大問2でしっかりと点数を取っていきましょう。

【大問3】確率、文字式の利用(連立方程式)

問題1は「確率」からの出題となりました。(1)は基本問題です。「同様に確からしい」という事柄の意味が分かっていれば正解にたどり着けるでしょう。(2)は一見すると「赤色と赤色」が一番出やすいような気がしてしまうので要注意です。「なんとなく答える」のではなく、基本通りに樹形図をかくことができれば引っかかることはありません。簡単そうに見える問題ほど、基本に立ち返って丁寧に考えていきましょう。

問題2は「文字式の利用」からの出題となりました。(1)は問題文から「2人グループの数をxとする」ことを読み取れれば、xに18を代入するだけの問題です。落ち着いて問題文を読み取っていきましょう。(2)は、「2人グループの数と3人グループの数の差が2」ということを、どのように式にできるか考えていきましょう。「2人グループの数が多いとき」「3人グループの数が多いとき」の両方を考えなければならないため、2パターンの方程式を作って解く必要があります。少し解答しにくい問題でした。

【大問4】1次関数の利用

「1次関数」からの出題となりました。問題文が長いので丁寧に読み取っていきましょう。問題1(1)(2)は基本問題です。するべきことは少ない問題ですが、問題文から日本語と式(文字)の対応をしっかりと把握しておく必要があります。読み違えをしないように気をつけましょう。

問題2(1)(2)は、表・グラフの読み取り問題です。表の値とグラフの座標がどのように対応しているか、またグラフから読み取れる座標の差は何を表しているか、1次関数の利用の問題にどれくらい慣れているかが試される問題となりました。(3)は求め方を説明させる問題です。毎年出題されるタイプの問題ですので、よくトレーニングしておきましょう。考え方は難しくないですが、それを日本語で説明する力が必要です。

【大問5】2乗に比例する関数、相似な図形

今年は第5問も前半後半に分かれ、1つの大問の中で2つの分野から出題されました。前半の問題1は「2乗に比例する関数」からの出題です。問題(1)(2)は典型問題です。日頃から練習をしていた受験生にとっては解きやすい問題となりました。一方で問題(3)は少し解きにくい問題でした。座標平面内の三角形の面積を求める練習を積んでおきましょう。

問題2は「相似な図形」からの出題です。問題(1)では等しくなるような2組の角を見つけ、証明をしていきましょう。問題(2)では、図の中から相似な三角形をいくつか見抜いていく必要があります。問題(1)の相似な2つの三角形と、△EQPも相似になっています。これらの相似比から計算してRCの長さを求めていきましょう。

【大問6】平面図形(空間図形)、三平方の定理

今年度は平面図形をテーマにした問題となりました。問題1では少し空間図形の知識が必要になりますが、円柱の体積を文字で表現するだけの問題です。円柱の体積の公式をきちんと使えれば、空間図形としての考え方はほとんど必要のない問題でした。しっかりと公式を確認しておきましょう。

問題2は平面図形が中心となる問題でした。「90°で辺の長さの比が2:1である三角形」ということより、「90°、60°、30°の直角三角形」であることを見抜きましょう。この三角形が見抜ければ、問題の最後までたどり着くことができます。一方、この三角形が見抜けないと、(1)から手が止まってしまうかもしれません。(1)で差がつく問題となりました。

英語

出題形式と配点
大問 出題内容 基本【配点】 標準【配点】 応用【配点】 合計【配点】
1 リスニング(小問集合) 4問 【12点】 0問 【0点】 0問 【0点】 4問 【12点】
2 リスニング(メモの完成とイラスト選択問題) 0問 【0点】 4問 【12点】 0問 【0点】 4問 【12点】
3 リスニング(長めの対話文に対する応答) 0問 【0点】 2問 【6点】 0問 【0点】 2問 【6点】
4 長文読解(対話文) 5問 【8点】 5問 【13点】 4問 【14点】 14問 【35点】
5 長文読解(スピーチ文) 5問 【7点】 4問 【9点】 4問 【19点】 13問 【35点】
合計   14問 【27点】 15問 【40点】 9問 【33点】 37問 【100点】
問題の傾向と内容

昨年度と同様5つの大問で構成されていました。【大問1】から【大問3】まではリスニング、【大問4】と【大問5】は長文読解という形式で、リスニングが計30点、長文読解は計70点という設問構成でした。設問構成は昨年度から概ね変わっていませんでした。【大問4】の対話文は少し読みづらさを感じた一方で、【問5】のスピーチ文は比較的読みやすく、解きやすい問題が多かった印象です。英作文のテーマも日頃しっかりと練習していれば書きやすかったように思います。

高校入試の英語は近年一文一文が長く複雑化しており、読むことに時間がかかってしまい最後まで解ききることができなかったという声をよく耳にします。問題の難易度よりも長文を読む時間との勝負になります。来年度からは試験時間が50分となりますが、単語量・文章量については変わらず多いと予想されます。受験生のみなさんは教科書だけでなく多くの英文に触れ、日頃から時間を計りながら問題を解くなど速読力とペース配分を身につけてください。

【大問1】リスニング(小問集合)

ここではDanielとJessicaの二人の登場人物の対話を聞き、続けて流れる質問の答えを選ぶ問題でした。小問1、2、3はイラストから選ぶ問題、小問4は短文を選ぶ問題でした。出題形式、難易度ともに昨年度と同程度のものになりました。英語は2度繰り返し放送され、いずれの問題も易しめなので聞き漏らしがないように気を付けましょう。質問文で問われていることをしっかり聴きとれるかがポイントとなります。

【大問2】リスニング(メモの完成と要約問題)

昨年度と同様、英単語を書いてメモを完成させる問題、英文の要約を選択する問題が出題されました。特にメモを完成させる問題では、流れてきた英文を聞きつつ当てはまる単語を書かなければいけないため、やや難しく感じたかもしれません。また聞き取った単語を正しく書かなければならないため、日頃から英文を聞く習慣をつけ、内容を理解するだけではなく単語の正しい発音・スペルを覚えるように心がけましょう。

【大問3】リスニング(長めの対話文に対する応答)

ここでも昨年度と同様、対話文に関する応答が出題されました。【大問3】では長めの対話文は一度しか放送されません。大問1や大問2のように二度聞くことができないため注意が必要です。ただし設問内容は主語と動詞が変わらず、答えの文から聞かれるであろう疑問詞を予想することができます。例えば問2では選択肢がBecauseで始まる文だけなので、Whyで質問されている理由の部分に狙いをつけます。このようにあらかじめ設問を見た上で質問を予想して解答することが大切です。設問を見たうえで質問を予想する力、対話文を一度でしっかり聞き取るリスニング力、メモで残す必要な情報を選ぶ判断力が必要となります。

【大問4】長文読解(対話文)

中学生のHana、Paulo、先生のMs.Smithの会話を読んで答える長文問題(対話文)でした。昨年度と同様に、単語補充問題、短文選択問題、英作文問題、要約文中の単語補充問題、本文の内容を踏まえてメモを完成させる問題が出題されました。教科書に出てくる単語・熟語はもちろん、英作文と要約では言い換え表現などをしっかり覚え、何度も同じ形式の問題を解き、慣れておく必要があります。また、リスニング後の残り時間を考えると、大問4は12~13分で解き切り、次の【大問5】に多く時間を割くことが理想です。英語は試験時間との戦いにもなります。普段から時間を意識して長文を読み、速読力を鍛えておく必要があります。

【大問5】長文読解(スピーチ文)

高校1年生のRikuが英語の授業で発表したスピーチの原稿を読む長文問題でした。近年は山梨の入試でも環境、技術、地域社会に関連したテーマの長文が出題される傾向にあります。今後もこのようなテーマに関連した問題が出題される可能性が考えられます。小問4の段落の見出しを選択する問題は、各段落の要点をしっかり読み取る必要がありました。その他は長文の内容を踏まえて答える問題でした。設問の形式も昨年度と同様です。大問4の長文読解との違いとしては、単語数が多い点、内容を理解しながら読み進めていかないと解答が難しい点です。文章の内容を理解するために多くの文章を読み、内容を理解する練習が必要となります。

最後の条件付き英作文は、「持続可能な社会の実現に向けて、あなたが普段の生活の中で取り組んでみたいこと、または取り組んでいることは何ですか」という内容でした。一度は考えたことがある内容でしょうから、書きやすかったかもしれません。英作文は日頃から正しい英文を短い時間で書く訓練をしていないと、本番で解き切ることは難しいです。15分以内で解ききる速読力をつけながら、条件付き英作文を解くトレーニングをすることが必要です。

理科

出題形式と配点
大問 出題内容 記号選択【配点】 語句・記述【配点】 数字・計算【配点】 作図【配点】 合計【配点】
1 生物(中2・生物と細胞) 3問 【5点】 3問 【8点】 0問 【0点】 0問 【0点】 6問 【13点】
2 地学(中1・火山) 5問 【10点】 1問 【3点】 0問 【0点】 0問 【0点】 6問 【13点】
3 化学(中1・状態変化) 4問 【7点】 1問 【3点】 1問 【3点】 0問 【0点】 6問 【13点】
4 物理(中3・運動) 3問 【7点】 0問 【0点】 1問 【3点】 1問 【3点】 5問 【13点】
5 生物(中3・生物の多様性と進化) 2問 【6点】 4問 【6点】 0問 【0点】 0問 【0点】 6問 【12点】
6 地学(中3・天体) 2問 【6点】 1問 【3点】 1問 【3点】 0問 【0点】 4問 【12点】
7 化学(中2・化学変化) 3問 【6点】 1問 【3点】 1問 【3点】 0問 【0点】 5問 【12点】
8 物理(中1・光) 2問 【6点】 0問 【0点】 1問 【3点】 1問 【3点】 4問 【12点】
合計   24問 【53点】 11問 【26点】 5問 【15点】 2問 【6点】 42問 【100点】
問題の傾向と内容

例年同様、生物・化学・地学・物理の各分野から2題ずつバランスよく出題されました。小問数は昨年度より多く42問出題され、出題形式別に見ると記号選択に約半数を占めました。計算問題は物理だけではなく他分野からの出題も多くなりつつありますが、難易度はそれほど高くないので、基本を押さえ、必ずできるようにしておきたいところです。また、記号選択問題でも、知識がないと正解できない問題も多く、確実な知識の定着が求められます。

大問は観察や実験を行う形式がほとんどで、それに関連した教科書レベルの基本問題が小問として出題されるという流れを踏襲しています。また、問題のレベルは比較的易しいものが多いですが、思考力を問う設問や、問題文・表・図など、与えられた情報を整理して取り組む形の問題も多くなってきています。学習方法としては教科書・資料集の内容を基本に、授業や自己学習を通じて身近な生活にある理科へ興味・関心を持ち、「思考力・判断力・表現力」を意識して様々な知識を身につけることが大切です。

【大問1・5】生物分野

大問1では「生物と細胞(中2範囲)」、大問5では「生物の多様性と進化(中3範囲)」が出題されました。どちらの単元に関しても語句・選択問題はさほど難しくはなく、基本的な知識・技能の理解、定着が求められています。また、実験器具の使用方法や生物名など、基本事項に対しての知識が求められる問題となりました。大問5の4は記述問題となっていました。単純な用語暗記だけでなく、その意味までしっかりと覚える必要のある問題形式が増加傾向にあります。

【大問2・6】地学分野

大問2では「火山(中1範囲)」、大問6では「天体(中3範囲)」が出題されました。大問2は基礎知識を問う問題のため、分野的難易度はそこまで高くありませんが、火山関連の問題は深くまで問われることが少ないので難易度が高く感じたかもしれません。大問6では金星・火星に関連した出題でした。金星に関しては日頃のテストでも出題がありますが、火星に関する出題はあまり見られないため困惑したかもしれません。与えられた会話文、図、表をしっかりと読みとり、得られた情報を理解し、自身の知識とすり合わせをしていくことが解答の鍵となります。

【大問3・7】化学分野

大問3では「状態変化(中1範囲)」、大問7では「化学変化(中2範囲)」が出題されました。与えられた実験および結果を理解し問題に取り組む必要があり、日々の学習で触れる問題よりもボリュームが多く、設問に取り掛かるまでに苦労する問題となりました。大問7は、一般的な化学実験に関する問題でした。しかし、3の図を読み解きながらの解答は、図の理解から始まり、やることが多く大変だったかもしれません。与えられた情報を整理し落ち着いて取り組みましょう。残りの問題は化学式や実験結果など、基礎的な知識が定着していれば問題ないでしょう。

【大問4・8】物理分野

大問4では「運動(中3範囲)」、大問8では「光(中1範囲)」が出題されました。物理分野の大問では計算問題がよく出題されます。計算問題は数をこなしておき、パターンに慣れておくと本番で適切な対応が出来るようになります。計算自体は複雑なものではありませんので、日頃から問題に取り組み「計算慣れ」をしておきましょう。物理分野の問題は、図、表、説明が多く問題に取り掛かるまでが大変です。様々な情報の中から必要なものを取捨選択できる力を日頃の問題演習から養ってください。

社会

出題形式と配点
大問 出題分野 語句記述【配点】 選択・数字【配点】 記述論述【配点】 合計【配点】
1 地理分野 2問 【5点】 6問 【16点】 1問 【4点】 9問 【25点】
2 歴史分野 0問 【0点】 8問 【18点】 2問 【7点】 9問 【25点】
3 公民分野 0問 【0点】 8問 【19点】 2問 【7点】 10問 【26点】
4 総合問題 0問 【0点】 6問 【17点】 2問 【7点】 8問 【24点】
合計   2問 【5点】 28問 【70点】 7問 【25点】 37問 【100点】
問題の傾向と内容

出題形式は昨年度とほぼ同じような形となりました。昨年度は、大学入学共通テストを見据えた出題方法、出題傾向の大幅な変更があった年です。一昨年度から昨年度への入試の変更点(①~⑤)は次の通りです。 ※一昨年度までを旧型式、昨年度からを新形式としています。

①「語句記述」の問題数の減少(1問)
②選択問題の増加(約30問)
③図表問題の難化
④正誤問題中の選択肢の増加
⑤記述問題の難化

単純な用語を答える語句記述問題は新形式移行に伴い、昨年度同様1問のみとなりました。教科書に載っている言葉は知っていることを前提として、考えさせる問題が増え、解きにくい問題が多かったように感じます。選択問題が30問近くまで増えた中で、各設問の選択肢が増えています。昨年度と同様、細かい内容まで記載されており、用語を聞いたことがあるだけでは対応ができません。自分の言葉で各用語を説明できるようにしておきましょう。記述論述形式の問題は、資料に関連しつつ知識を必要とする問題が多く、資料を読んで何を聞かれているのかを理解し、自分の言葉で説明する力を養っていく必要があります。全体として、地理歴史公民すべての単元で幅広い知識を蓄え(思考力)、各状況に応じてどの用語を使うかを考え(判断力)、そして自分の言葉で記述する(表現力)、の3技能をバランスよく身につけていくことが鍵となります。昨年度の新形式から選択問題が難化傾向にあり、受験生を苦しませる結果となりました。これらを踏まえた上で社会の勉強法を以下のようにお勧めします。

①地理、歴史、公民ともに、分野ごと知識の再確認をし、演習で答えを出す訓練をすること。各単元でかたよりなく勉強する。
②受験前の夏からは本格的に過去問演習を行うこと。
③教科書に記載されている重要語句を完璧に説明できるようにしておくこと。

単純な用語問題が減っていることから、特に③について、徹底して対策を行う必要があります。社会は地理、歴史、公民と範囲が膨大です。早めに1年生分野から復習をし、夏からは過去問など入試に向けて実戦問題に取り組んでいきましょう。

【大問1】地理分野

〇テーマ 世界の諸地域と日本の諸地域に関連した地理的事象、地形図を絡めた地域調査

〇出題構成 世界の諸地域(1-1)、日本の諸地域(1-2)、地形図を含む地域調査と構成(1-3)

〇問題構成 昨年度と同様の出題分野、出題構成となりました。地図を見ながら設問に答えていく問題、図表を見ながら選択肢を選ぶ問題など様々な形式の問題が出題されました。日本の諸地域においては、岩手県と東京都における製造品出荷額について読み取る問題の出題、九州地方の各都道府県における小売業の年間商品販売額の特徴を読み取って記述する問題が難かったように感じます。図表問題の見方や考え方に慣れていく必要があります。地域調査の問題は地形図の読み取り問題が出題されました。設問自体の文章量も多いことから、各問題で聞かれたことをしっかり読み取り、理解していく力を培っていく必要があります。

【大問2】歴史分野

〇テーマ 古代から近代までの歴史分野

〇出題構成 前年度同様、古代から近代までの全般(小問形式)

〇問題構成 歴史全般について問われる問題が出題されました。全体的に難易度は高く、特に選択問題における選択肢が難化しており、正解を選ぶことが難しかったかと思います。各設問ともにある時代に限った問題ではなく、時代の流れに沿った設問となっています。歴史は暗記科目と思われがちですが、仕組みや特徴、出来事同士の関わりから流れをつかむところまで、暗記から理解の科目へ移り変わりつつあるように感じられる出題となりました。

【大問3】公民分野

〇テーマ 現代社会、政治、経済について

〇出題構成 問3-1…現代社会、問3-2…政治、問3-3…経済に関連して

〇問題構成 昨年度の出題構成と変化はありません。新形式となって選択問題が増加しました。問3-3では、会話文中での問いが出題されており、読解力を試される問題が多くなったように感じられます。記述問題は少子化と投票率に関して、税金の観点からそれぞれ1題ずつの出題となり、昨年度同様図表を確認しながらの記述問題のため、非常に取り組みにくかったと思われます。公民分野は語句そのものが難しいことが多く、覚えるのが大変だという声を聞きます。また、多くの学校では公民の授業は夏から秋以降、入試直前まで行われます。日々の授業で習った部分は忘れないうちに復習をして定着を図ってください。

【大問4】総合問題

〇テーマ 「食料」をテーマとした地理・歴史・公民の融合問題

〇出題構成 地歴公民の総合問題。問4-1「世界の食糧問題」、問4-2「日本の食糧問題」。インドの人口や、需要曲線、供給曲線に関して

〇問題構成 例年通り大問4は地理歴史公民の総合問題となりました。昨年度は「遺跡」について、今年度は「食料」がテーマとなりました。選択問題や語句記述の問題の難易度が高く、4-1(1)のように、インドの人口が約14億人ということを知らないと正解できない問題もありました。教科書の内容が分かった上で、細かい正誤を問われる問題が多かったため、大問4においても最後まで集中して取り組む必要があります。選択問題ではいきなり答えを出そうとせず、間違っている選択肢を消しながら落ち着いて解く癖をつけておきましょう。

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