【ポイント1】通う目的を明確に
「テストでいい点数が取れるように」「学校の授業についていけるように」「中学受験をめざすため」「行きたい高校に合格するため」…。それぞれのご希望に応じ、塾に通って成績をあげたい理由・目標をはっきりさせましょう。そうすると、そのために通うべき塾は決まってきます。
【ポイント2】情報を集める
その上で、通うことができる範囲にある塾について、チラシやホームページ、パンフレットなどで情報や資料を集めましょう。理由や目標の次に大事なのが、実際に通う曜日や時間の調整でしょうから、部活や他の習い事を考慮して、通える時間帯に開講しているか、どういうシステムか、家庭学習の量はどの程度かなどを含めて、お子さまが通う、もしくは親御さんが送迎する実際の日々の流れをイメージしてみてください。保護者の皆さまの口コミなどもご参照ください。
【ポイント3】塾の想いを知る
(2)に書いた「どういうシステムか」に関連する事項として、どういう理念を持ってお子さまをお預かりし、どういう想いでどう生徒さんと接するかという各塾の特徴に触れてみてください。塾の授業の形態には大きく「個別」「集団」の2種類があります。授業の進め方にも「予習中心」「復習中心」があり、また、中学受験、高校受験に対応しているかなどを把握して、それぞれの目的に適うかどうかをご確認ください。
【ポイント4】説明会・無料体験に参加しよう
(3)で概説したように授業の形態は「個別」「集団」の2つに大別されます。お子さまがどちらの授業に向いているかなどを見極めるため、たいていの塾では入塾前に無料で体験授業を受けることができます。集団授業ではその場で感じる「わからない」を先生に聞きにくいとか、個々の理解のペースで進んでほしいといった場合は個別が向いてるかもしれませんし、大勢の生徒の中での自分の理解度をつかみながら、それをやる気の持続というモチベーションにして頑張れるタイプなら集団が向いているかもしれません。そうしたイメージを実感に変えていただくため、ぜひ無料体験をご活用ください。
【ポイント5】塾の先生との面談で確認事項をチェック
体験授業を受ける前でも受けた後でもいいですが、入塾や成績アップについて感じている疑問や質問事項は、塾の先生と面談して直接、納得がいくまで聞いてみてください。そのため、事前に聞いてみたいことは整理しておくことをお勧めします。また教室に行ってみることでその雰囲気が分かりますし、実際に行われている授業を見ることも判断材料になります。
【プラスα】その他にチェックしておきたいこと
その他、以下のポイントも大切です。ご家庭の実情やお子さまの思いなどを踏まえて参考にしてみてください。
(A)友だち、知り合いが通っているか
友だちが通っているから一緒に頑張れる、という心強さもあります。しかし、友だちと目指しているものが異なったり、知り合いがいないほうが努力できるというタイプもいます。
(B)先生との相性はどうか
人と人が接するわけですから、相性というものは必ずあります。授業の進め方、なにげない会話のやりとり、印象などから、一緒に頑張っていけるかどうか、そうでない場合の対応策などについて、気になる場合は入塾する前に確認しておきましょう。
(C)いつでも気軽に相談できるか
ひと通り理解・納得して、たとえば塾での勉強がスタートしたとします。しかし授業が進んでいく中で、次第に疑問や聞いてみたいことが出てくるものです。そうした際に、日ごろから必要に応じて話を聞いてもらえるか、事前に確認しておくことも大切。通い始めることも大きな決断ですが、通い始めてからの実際の進捗状況もとても重要。そうした思いに寄り添ってくれる塾を選びたいですね。