その生徒さんは中3の夏休みに入塾してくれました。ひょうひょうとした感じの性格で、口数は多くありませんが、いつもニコニコしている印象でした。
志望する高校は、その時点の彼の成績ではとても高い目標。夏休みの最終日に私は「とにかく毎日自習に塾に来るように」と伝えて2学期を迎えると、きちんと毎日学校帰りに塾に寄って遅くまで自習をしていくようになりました。
9月、10月、11月、そして冬に差しかかっても、継続して自習の習慣を続けることができていました。ところが、肝心の成績がなかなか上がってこない。焦りもあってか、ノートに成績が上がらないことへの苛立ちを書きなぐっているところをちらっと見たこともありました。
表向きは苦悩している様子を微塵も出そうとしないため、私はいつも通りの接し方を続け、まわりの先生たちの普段からの声かけのせいもあったのでしょう。その後もこの生徒さんの頑張りは続きます。
1月に中学3年間のうち過去最高得点をマークしたものの、残念ながら前期試験は不合格。ところが、彼はすぐに気持ちを切り替えて、合否が判明したその日から後期試験に向けて机に向かうことができました。
その後も学習を積み重ねます。そして3月の後期試験の結果発表で、笑顔での合格の知らせを聞くことができました。悩みながらも学習を続けることを通して大きく人間として成長していった彼の姿を思い出すたびに「前を向いて私も頑張っていこう!」という気持ちになります。
また、1つ結果がもたらされると、受け止め、必要に応じて意識を切り替え、ひたむきに努力を続けることの大切さを再認識させてくれたことにも感謝したいです。
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