公立中学受検のために適性検査を受講している男子生徒がいます。文系の問題(特に記述)が苦手で、授業や模試の最中に問題が解けなくて、悔しくて泣き出してしまうことがありました。ただ彼は理系には強かったので、文系の問題も資料から数字を読み取って計算するなど、数字を扱った問題はよくできていました。
私は彼が泣いてしまうたびに、今できないことを悔やむことも大事だが、それを補うことができる長所があるのだから、できた部分をもっと誇っていいと励ましました。また、今できないことは悪いことではないこと、小6の12月までに少しでもできることを増やすのが大切だということを伝え、文章の書き方や解く際の時間配分などを踏まえてサポートしていきました。保護者様にもご協力いただき、面談の際にご家庭で取り組んでほしいことも伝えました。
彼も周りのサポートに応えるように、一生懸命努力を重ねてくれました。すると、書き出すこともできなかった記述問題で、時間はかかるのですが次第に1人で書きこめるようになり、きちんとした解答ができるようにもなっていき、少しずつ解くスピードも上がってきました。
力がついたことで泣き出すこともなくなり、授業や模試が終わった後は、「◎◎は難しくてできなかったけど、□□は最後まで解き切ることができました!」などと、マイナスな点だけでなく、プラスなことも報告してくれるようになりました。
彼に学力がついてきたこともうれしいことですが、それまではできなかった自分を責める傾向が強かったのですが、できた自分を認められるように変わってきたことが、それ以上にうれしいです。
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