とある中3の男子生徒です。苦手な英語の授業では、考える時はよく目をつむっていました。そのまま寝てしまうこともあります。しかし授業がいやかというとそうでもなく、わからない問題は質問もしてくれるし、解説も熱心に聞きます。ただ「塾に通っているから授業を受けている」という消極的な面もあったように感じました。
ある時、彼に将来やりたいことや夢があるのか聞いてみました。「特に何もない」という答えでしたが、まあこの年代ではよくある回答。しかしこれからどのような進路を選択していくのか、気にかけることは多かったです。
別のある時のこと。彼が誰よりも遅くまで残って自習する姿がありました。1日だけでなく何日も続いたのです。授業のある日は校舎開校後すぐに来てフリースペースに向かい、学校のワークや参考書を解いていました。集中して机に向かう姿は、それまでとは180度変わって見えました。
夏の進路希望調査では進学校を選択。その後、東進の体験授業にも参加し、勉強は欠かさず続けています。そして頑張りに比例して成績も上がってきました。目標が見えて頑張り続けることで、周りから見て誰もがそう思えるほど成長したと感じています。
彼の進路選択にあたっては、ずっと気にしながら接してはきました。しかし、彼が意欲的に勉強に向かい出したきっかけが何だったのかは正確にはわかりません。ただ「塾に通っているから授業を受けている」という姿勢から積極性が導き出せたことに、「塾」という成長も進歩もできる可能性のある環境を提供できていることは、きっと役に立っていると確信しています。
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